スキンケアに少しだけ興味が出てきたけれど、まだわざわざ購入するほどではないかな・・・なんていうときに、彼女や奥さんが化粧台に置いたままにしてある女性用化粧水をこっそり肌に塗ってみたくなる男性は多いことでしょう。
でもここで考えるのが、「自分は男性だけど、女性用の化粧水を塗っても効果はあるのか?」ということではないでしょうか。
女性は美容に関するアンテナが敏感ですので、そんな世の女性たちが愛用している化粧水なら、なんだか効果が期待できそうな気がしてきますよね。
では実際のところ、男性が女性用の化粧水を使うことに対して、問題はないのでしょうか?
ここでは、男性が女性用化粧水を使うことでの効果、そして男性用化粧水と女性用化粧水との違いを詳しく解説していきます。
目 次
男性が女性用化粧水を使うことで、効果は得られるのか
誰だって何かしらの行動を起こす際には、その行動がもたらす効果を期待するものです。
男性が女性用化粧水を使う際も、「もしかしたらこれで自分のニキビが改善するかもしれない・・・」なんて、期待しながら使うことでしょう。
では、男性が女性用化粧水を使っても効果は期待できるのでしょうか?
結論から言ってしまえば、「効果は無くはないが、男性用化粧水の効果には及ばない」ということです。
要するに、女性用化粧水を使っても特に害悪にはならないものの、あくまで女性専用に作られている商品なので効果はそれほど期待できない、ということです。
その理由を、男女の肌質の違いを含めて、下記で詳しくご説明いたしますね。
そもそも女性用化粧水と男性用化粧水は、どう違うのか
女性と男性は、同じ「人間」という括りであるものの、肌質はかなり違います。
例えば男性の肌は、女性の肌に比べて、皮脂量が多くて水分が少なめという特徴があります。
男性は女性より3倍もの皮脂が分泌されているのに対し、水分量については女性の2分の1しかありません。
このような特徴を踏まえて、市販されている化粧水は「女性」「男性」それぞれの肌質に合わせた成分を配合しています。
そのため、わざわざ「女性用化粧水」「男性用化粧水」に分けて市場に並んでいるんですね。
つまり男性が男性用化粧水を使うことで、肌の悩みにピンポイントケアがしやすいといえるでしょう。
皮脂抑制作用と収れん作用について
先述のように、男性は女性よりも皮脂量が多いですから、男性用化粧水には皮脂抑制作用や収れん作用を持つ成分が多く配合されています。
皮脂は、外部の刺激からのバリア機能としての役割があるため、一概に「皮脂=悪い」というわけではありません。
しかし必要以上の皮脂が分泌され続けると、顔のテカり、ベタつき、ニキビの原因をもたらします。
なぜなら、皮脂はつまり油のことですので、外気にさらされ続けると酸化しやすいのです。
顔の表面を覆う皮脂が酸化すると、それは肌にとってダメージとなるので、肌トラブルを招きやすいというわけです。
そこで、皮脂抑制作用がある成分を配合した化粧水を使えば、皮脂が過剰に分泌されるのを防いでくれます。
例えば抗菌作用があるオウレン根エキス、殺菌効果があるローズマリー葉エキス、抗アレルギー作用を持つピリドキシンHCIなどが配合されている化粧水が代表的です。
また収れん作用とは、汗や皮脂の分泌を抑えてくれる働きのことを指します。
エタノールが配合されているので、収れん作用がある化粧水を使えば、揮発するときに肌表面の熱を奪ってくれます。
そのため、汗や皮脂の分泌が抑えられ、さらに肌の引き締め効果まで期待できるでしょう。例えばチャ葉エキス、クエン酸、塩化ナトリウム、ハマメリスエキスなどが該当します。
肌への刺激が少ないのが女性用化粧水
また男性は皮膚が厚いうえに、スーッとする清涼感のあるような化粧水を好む傾向があります。
いわば、「ただパシャパシャと塗る」だけではなく、「刺激がある」「爽快感がある」など感覚的刺激も求めているんですね。
しかし女性は、「肌に良いか」「美容効果があるか」だけが全てといっても過言ではありません。
肌への刺激があると、逆に「これ肌荒れしない?」なんて不安に思ってしまいます。
そのため、女性用化粧水は低刺激のものが多いです。
肌と同じPHに整えられていたり、あるいは「オーガニック」「無添加」の表示がある化粧水も人気です。
つまり、刺激や爽快感など感覚的付加価値の有無も、男性用化粧水と女性用化粧水の違いといえるでしょう。
女性用化粧水を選ぶときの注意点
もし、あなたが女性用化粧水を使いたいのであれば、頭に留めておいてほしいことがあります。
それは、「その化粧水がどのような目的で作られている製品なのか」ということです。
先述しましたが、女性は皮脂分泌が少ないですので、乾燥肌タイプが多いです。男性とは違い、皮脂分泌どころか、カサカサな手触りに悩んでいる女性も少なくありません。
そのため女性用化粧水には、皮脂の代用として、油分を多く含んでいる化粧水も市販されているので注意が必要です。
「脂っぽい肌をどうにかしたい」と考えて、目の前にたまたま置いてあった女性用化粧水を使ったところ余計に肌が脂っぽくなってしまった・・・となっては、元も子もありません。
パッケージ表面に「乾燥肌対策に」なんて書かれている商品は、油分が多く配合されていることがほとんどですので、脂性肌の男性は注意したほうが良いでしょう。
あるいは、乾燥肌の男性は「乾燥肌対策に」と書かれた女性用化粧水を使ってみたくなるかもしれませんが、同じく「乾燥肌対策に」と書かれた男性用化粧水よりも効果が薄いことが考えられます。
なぜなら男性の肌は女性のそれよりも厚いですので、浸透力が物足りなく感じるかもしれないからです。
本気で乾燥肌対策をしたいなら、やはり男性の肌に特化して処方されている、男性用化粧水をおすすめします。
また女性用の化粧水には、「これ1本でUV対策まで出来る」とか、「色付き化粧水で化粧下地にも使える」なんて、男性にとっては特に必要と感じない効果まで付加されていることもあります。
あるいは、こんがり日焼け肌を目指している男性は、「美白効果」なんて化粧水をうっかり使わないようご注意くださいね。
くれぐれも、塗布前には必ずパッケージをよく読んでおきましょう。
男性でも女性用化粧水をおすすめする場合
「男性」と一括りにしても、人それぞれに肌質も違うし、肌トラブルの悩みも違いますよね。
もしあなたが敏感肌であれば、薄い皮膚に合わせて刺激が弱めに作られている、女性用化粧水を使っても問題ないでしょう。
あるいは、「たまたま使ってみた女性用化粧水で、長年悩んでいたニキビが改善した!」なんて場合は、その女性用化粧水があなたの肌にぴったりなのかもしれません。
「わざわざ買うほどでは」と男性用のスキンケアアイテムを購入することを躊躇している場合、自宅で彼女や奥さんが使っている化粧水など、まずは手の届きやすい女性用化粧水から試してみるのも良いかもしれませんね。
それに最近では、「旅行用」と称して、ミニボトルサイズの女性用化粧水も市販されているので、まずは肌との相性を確認するだけでも、ミニサイズのものを購入して試しても良いでしょう。
ただ、女性用化粧水はあくまで女性の肌質を元に作られていますので、もしかしたら、男性用化粧水のほうがあなたに合うかもしれない・・・ということだけは覚えておいてください。
例えば女性用化粧水を使って1年かけて改善していったニキビも、男性用化粧水なら1ヶ月で改善したかもしれません。
あれこれ試しながら、あなたに合うアイテムを見つけてくださいね。
「男性が女性用化粧水を使用して良いのかのまとめ
いかがでしたか。
「男性が女性用化粧水を使用して良い?」についての回答は、「悪くはないが、効果はさほど期待できない」というものでした。
しかし、人によっては「これが一番自分にぴったりだった!」というものが女性用アイテムかもしれませんので、色々と試しながら、あなただけの「お気に入り化粧水」を見つけてみてください。
それでは、今までご説明してきたことをまとめさせていただきますね。
- 女性用化粧水を使っても特に害悪にはならないものの、あくまで女性専用に作られている商品なので効果はそれほど期待できない
- 男性が男性用化粧水を使えば、肌の悩みにピンポイントケアがしやすい
- 男性用化粧水には、男性の肌傾向に合わせて、皮脂抑制作用と収れん作用があるものが多く市販されている
- 女性用化粧水は低刺激のものが多い
- 女性用化粧水は、男性にとっては特に必要と感じない効果まで付加されていることもあるので注意が必要
- 女性用化粧水があなたの肌に一番合う可能性もゼロではないので、あれこれ試しながら、あなたに合うアイテムを見つけるのが得策
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商品名 | ![]() | ![]() | ![]() |
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値段 | 3,000円 (税抜) ![]() | 4,666円 (税込) ![]() | 2,400円 (税抜) ![]() |
容量 | 200ml![]() | 50ml![]() | 100ml![]() |
使用感 | ![]() | ![]() | ![]() |
タイプ | ![]() | ![]() | ![]() |
肌改善 | オイリー肌 乾燥肌 混合肌 敏感肌 | オイリー肌 敏感肌 敏感肌 | ニキビ 乾燥肌 混合肌 |
おすすめ年代 | 10代~40代 | 20代~30代 | 30代~40代 |
総合評価 | ![]() | ![]() | ![]() |
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